棗(なつめ)

なつめ(棗)はヨーロッパ南東部から中国にかけて自生する落葉小高木または低木で、夏ごろに芽が出るため夏芽(なつめ)と呼んだそうです。日本になつめ(棗)は平安時代以前に中国から伝えられ、食用や薬用とされていました。なつめ(棗)の果実には、たんぱく質、多量の糖質や粘液質、リンゴ酸、酒石酸などの有機酸、ミネラルが含まれています。なつめ(棗)を乾燥させたものの方がこれらの成分をより多く摂取できます。漢方でなつめ(棗)は大棗(たいそう)と呼んで、葛根湯(かっこんとう)などの漢方薬に処方して用いられています。
1.滋養強壮、炎症緩和、利尿などに。
2.カリウムの効果として、高血圧、糖尿病、利尿作用、便秘、精神安定、ストレス、痴呆症、ガン(癌)など。 
3.鉄の効果として、毛髪(抜け毛、薄毛、はげ)、成長促進作用、免疫力強化、疲労回復、貧血、冷え性など。 
4.りんご酸の効果として、肉体疲労、疲労回復、胃腸病など。

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