一、陰陽五行学説(中医学の哲学的思想の基礎)。
二、臓象、経絡学説、及び気血津液(中医学の形態機能学の基礎)。
三、病因と病機学説(中医学の病理学の基礎)。
四、防治原則(中医学の予防と治療理論の基礎)。
中医学と古代哲学とは密接な関係があります。陰陽五行学説以外、統一体観、恒動観、及び中国文化特有のパターン認識の思想(辨症論治)は中医学のすべての内容に貫かれています。広範囲にわたって客観的に存在する事象を高度に機能総括するという、この思考方法は科学分析を起源に於く現代医学と根本的に異なっています。