整形外科・臨床見学とレッドフラッグ

昔お世話になっていた整形外科の先生に、運動器疾患のレッドフラッグ(=整形外科領域の病気・怪我の危険信号の見分け方)について教えてもらいに行ってきました。臨床の現場も見学させていただき、大変勉強になりました。ありがとうございました!
アメリカの総合病院の整形外科でもインターンをさせていただいたことがありますが、日本の整形外科(開業医)の診療の現場は全く異なっていました。
日本では短時間で問診、診断、薬や治療、リハビリの処方を行わなければなりません。先生の頭の中で、症状から疾患名のカテゴライズがなされていて、条件反射的にさばいて行く感じでした。同時にリスク回避もしながら、治癒に向けて方向性を決め、患者さんと共有する・・・同時にたくさんのことを短時間で行っておられ、臨場感・スピード感に圧倒されました。
改めて、私たちのような業態の役割が見えた気がします。医療と治癒のギャップ(心と体の)を埋める、その為に東洋医学のみならず多岐にわたる情報収集と研究を重ねて、患者さん、お客さんにわかりやすくお伝えしていきたいと思います。


一方、治癒に至るまでの不安や心配、悩みなど、心のケアも治癒には大きく影響する為、人の心の動きについて、もっと学ぶ必要性を感じました。治癒に向かうかどうかは患者さんが決めます(実は、通院していても治るという決断をすることに不安を感じる人が少なからずいます)が、安心してその決断をしてもらえるように、何ができるか考えて見たいと思いました。積極的に働きかけるばかりではなく、時には「ただ待つ」ことも大切なのかもしれません。

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