日常的に、色んなところに登場する「気」。
元気、やる気、根気、陰気、陽気・・・その大本がこの「気」なのです。
では、一体なんなんでしょう。
「気」とは:
すべての活動の源。
「血」「水」を作ったり、動かしたりする源。
働き:
①血・水を動かす(推動作用といいます)
②身体や臓腑を温める(温煦作用といいます)
③必要以上の発汗、出欠を抑える(固摂作用といいます)
④外邪の侵入を防ぐ(防御作用といいます)
⑤物質を変化させる(気化作用といいます)
「気」が病むと・・・気虚、気滞
気虚・・・気の不足
症状:
①少し動いただけで汗ばむ(自汗→日中の汗)、入力後汗が止まらない
②立ちくらみ
③人ごみが苦手、人と会うのが面倒
④呼吸が浅い、息切れ
⑤疲れやすい、倦怠感、無力感
⑥風邪を引きやすい
⑦舌の色が白い(淡舌)
治療につかうツボ:
太淵、太白、太谿、中脘、足三里、気海、合谷
気滞・・・気の停滞
症状:
①イライラ、怒りっぽい、うつ傾向
②目が充血、顔が赤くなる
③不眠
④めまい、耳鳴り、片頭痛
⑤喉が渇く、冷たい物を好む、口が苦い
⑥舌がやや赤い(淡紅舌)
治療につかうツボ:
太衝ー期門、合谷ー太衝、内関、足三里、肝兪、中脘、膻中